年末の大掃除、春の新生活に向けた準備など、ハウスクリーニングについて考えるなら今!ここでは、適切なメンテナンスできれいな床を維持するためにも、まずはご自宅のフローリングの種類について調べてみましょう。フローリングの種類がわかれば、最適なメンテナンス方法もわかります。
目次
フローリングの寿命と劣化
フローリングの寿命
フローリングの寿命は、一般的に10~15年と言われています。ですがこれは、住まう家族の構成等により異なります。赤ちゃんや小さなお子さま、ペットがいる場合、どうしても日常的に傷やダメージを受けやすく、劣化が早まりがちです。当然、フローリングの寿命も短くなります。
フローリングが劣化するとどうなる?
まず小さなヒビが表面に入り、そのヒビにホコリやゴミ、水などが少しずつ入り込むことで、ヒビが徐々に広がっていきます。広がったヒビはフローリングを黒ずませたり、欠けたり、表面の塗装が剥がれたり、ということを引き起こします。
また、水回りの故障等で、床が水浸しになるようなことが起きれば、フローリングが水を吸収してしまい、踏むと水が染み出てくる、といった最悪の事態にもなりかねません。こうなってしまうと、もうフローリングを貼り換えるしか解決方法はありません。
ただし、後者のケースは日常的に起きるものではないため、今回は前者のケースについて、メンテナンス方法をご紹介していきます。
フローリングの種類別!最適なメンテナンス方法とは?
別の記事でもご紹介している通り、フローリングにはその素材や構造によっていくつかの種類に分類することができます。当然、それぞれの種類ごとにメンテナンス方法も異なりますので、ご自宅のフローリングを長く、そして美しく維持するために、最適な方法をチェックしてみてください。
木の素材をそのまま生かした「無垢フローリング」のケース
木材の質感と柔らかい肌触りをそのまま生かした無垢フローリングは、表面に受けた衝撃でできた傷は削ることで補修できるというメリットがあります。
しかし、日々のお手入れに気を使う必要があるのも無垢フローリングの特徴。表面の塗装の種類によっては耐水性が弱いため、水分や汚れが染み込みやすくなってしまいます。
自然塗装の無垢フローリングの場合は水拭きやモップ掛けではなく、無垢材専用のワックスを定期的に塗布するという方法でお手入れしましょう。
耐水性の高いウレタン塗装の無垢フローリングの場合は水拭きや中性洗剤によるお掃除も可能ですが、塗装の種類に関わらず、無垢フローリングは専用ワックスで定期的にメンテナンスするのがおすすめです。
合板に木材を貼り合わせた「複合(合板)フローリング」のケース
種類が多く、一般的に使われている複合(合板)フローリングはメンテナンスしやすいという特徴があります。水拭きはもちろん、中性洗剤や重層といったアイテムでの掃除も問題なく行うことができます。
注意するべき点は、無垢フローリングのように簡単に補修ができないというところ。衝撃に強い種類のものも市販されるようにはなりましたが、大きな衝撃を受けてできた傷を修復するためにはその部分を張り替える必要があります。
また、水分汚れを放置してできてしまうシミの除去も困難なので、日々お手入れはこまめに行うようにするべきでしょう。
複合(合板)フローリングの1種である「シートフローリング」のケース
さまざまな種類があるフローリングの中で、一番メンテナンスがしやすいと言えるのがシートフローリング。その表面が木材ではなく、木目をプリントしたシートとなっているため、水分や薬品によるダメージを受けにくいという長所があります。
水拭きや洗剤を使った掃除など、日々のお掃除で気を使うこともなく、また汚れにも強いためメンテナンスがしやすいというメリットが、このシートフローリングにはあります。
ただし、表面に貼られているシートは大変薄いものなので、先のとがったものや鋭利なものによる傷や、重い家具を引きずることで生じる剥がれなどが生じると、補修が難しいというデメリットもあるので注意が必要です。
種類を知り、メンテナンス方法を知ることが長持ちの秘訣
劣化を進めないためにも日々のお手入れが重要
ご自宅のフローリングは、どんなメンテナンス方法が向いているかをチェックできましたか?小さなヒビやちょっとした表面の剥がれであっても、フローリングの劣化がその部分から進んでしまうこともあります。
まずはご自宅のフローリングの種類を知り、そしてその種類に応じて最適なメンテナンス方法を知る。それが、フローリングを美しく、快適に維持するための秘訣だと言えるでしょう。
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