フローリングワックスの業者選びで注意すべきポイントは?

フローリングワックスで自宅のフローリングをキレイにしたい、でも自分でワックスがけをするのは面倒だし、うまくできるか不安…。そんなとき選ぶのが、専門業者にフローリングワックスを依頼するという方法。

でも、ネットで業者を探す場合、無数にある情報から判断・選択するのは大変な作業と言えるでしょう。そこで今回は、フローリングワックスの業者を選ぶ際に押さえるべきポイント、注意点のいろいろをご紹介します。

 

ポイント1:料金を確認する際に注意すべきこと

大手の業者に依頼する場合のデメリット

ネットで検索してみると、フローリングワックスを専門とする業者は非常に少数だということがわかります。ハウスクリーニングの業者がフローリングワックスをサービスメニューの1つとしている場合が多く、作業前に見積り金額を提示するというやり方が主流のようです。

依頼する際には、やはり知名度の高い大手ハウスクリーニング業者を選びたい。そう思う方も多いかもしれませんが、大手には「安心感」というメリットがある一方で、「料金が割高」というデメリットがある場合も多くあります。広告宣伝に費用がかかる、作業自体は個人業者外注に依頼しているなど、その理由はさまざま。

大手業者だからといって安心せず、見積もりを依頼する際には作業の内容や実施するスタッフ体制などを聞き、料金と見合うかどうかしっかりと確認しましょう。

安すぎる料金設定にも注意が必要

また、料金設定があまりにも安い金額になっている場合にも注意が必要です。悪質な業者の場合、安い値段で客を呼び込み、実際の作業を行うタイミングで必要のないオプションメニューをすすめてくるケースなどもあるようです。

また、作業時間や汚れ具合で料金が変動するという設定でサービスを行っている業者も避けたほうがよいでしょう。大手の業者に限らず、見積もり料金以上の料金は負担しない業者や、固定料金以外はかからないサービスを行う業者も多く存在します。適切な料金設定はもちろん、その設定が明確である業者を選ぶことで、安心して作業を依頼することができるはずです。

 

ポイント2:業者情報を確認する際に注意すべきこと

賠償責任保険に加入しているか

業者がフローリングワックスを行う際にも、万が一フローリングに傷をつけてしまう、床材を傷めてしまうという危険性はもちろんあります。そうしたトラブルが発生した場合、業者が賠償責任保険に加入していることで補償を受けることができます。

大手に限らず、個人で経営するような小さな業者でも、賠償責任保険に加入している業者がほとんどですが、加入していない業者に依頼してしまうと最悪の場合補償が受けられないという事態も考えられるので、十分に確認しておきましょう。

会社情報がしっかりと公開されているか

どんな業者なのかを調べる際には、ネット上に公開している企業サイトに掲載されている会社情報を確認する方法が一般的です。しかし、企業サイトに会社概要や代表者の氏名が掲載されておらず、連絡先として電話番号を掲載しているだけ、というような業者も存在します。

掲載しない理由は、クリーニング事業者として登録をしていない、賠償責任保険に加入していないなど、会社概要を掲載しない理由はさまざまなものが考えられますが、いずれにしてもこうした業者は避けるべき。しっかりと情報を公開している業者を選ぶことで、安心して作業を依頼できるはずです。

専門知識のあるスタッフが作業を担当するか

どんなスタッフが作業を担当してくれるか、というのも重要なポイントです。社員の教育体制や対応の仕方などは、事前にその業者の企業サイトから情報収集する以外にも、口コミによる評価なども参考になるはずです。

よくあるのが、作業を担当するのが教育を受けた社員スタッフではなく、経験の浅いアルバイトスタッフだけ、というケース。もちろん、アルバイトだから失敗してしまうとは限りませんが、満足のいく仕上がりを期待するのであれば、専門知識のあるスタッフが作業を担当する業者を選ぶべきでしょう。

 

ポイント3:作業内容で注意すべきこと

使用するワックスや洗剤は安心・安全なもの?

作業内容でも注意すべきポイントがいくつかあります。実際の作業を見なければ判断が難しい部分もありますが、まずチェックしておきたいのはその業者がどんなワックスを使用しているかという点。

最近は、フローリングのクリーニングにエコ洗剤を使用し、ワックス自体も安全性の高いものや天然成分100%のものを使用する業者も増えてきています。とくに赤ちゃんやペットと同居している方にとっては大切なポイントですので、事前にしっかりと確認しておくべきでしょう。

剥離した後の汚水はどう処理する?

業者やサービスの内容にもよりますが、新たにワックスを塗布する前に古いワックスを剥離するケースがあります。この剥離作業で出た汚水は、古いワックスや剥離剤自体が含まれた、非常に危険なもの。

驚くべきことに、この汚水をそのまま作業する家の下水に流してしまう業者も存在します。細かなことかもしれませんが、剥離作業後の汚水の処理方法は大切な判断ポイントですので、必ず事前に業者に確認しておくべきでしょう。

 

ここまで「料金」「業者の情報」「作業内容」それぞれのチェックポイントをご紹介してきましたが、いずれにしても重要なのは「こちらの疑問に誠実に答え、真摯に対応してくれるか」という点。

不明な点や不安に感じる部分はきちんと問い合わせて、納得できる対応をしてくれる業者にフローリングワックスを依頼することが最善の方法です。